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天輝工業のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

天輝工業、更新担当の中西です。

 

~“波動に強い倉庫”~

 

繁忙期だけ渋滞、在庫差異が増える、ピッカーが歩き疲れる——。その正体は、レイアウトと設備の“ちょっとした不整合”です。私たちは動線設計→設備選定→据付→WMS連携→立上げまで一気通貫で支援。UPH(処理件数/時)と誤出荷率を軸に、波動に強いセンターを実装します。


物流の“詰まり”はどこで起きる?

  • 入荷検品のボトルネック:計量・読取・ラベリングの滞り

  • 保管と補充の分断:補充人員が出荷動線を横切る

  • ピッキングの遠回り:ABC混在で“歩く倉庫”に

  • 仕分・梱包の渋滞:波動時に仕分口/台数が足りない

  • WMSと設備の非同期:データはOKでもラインは止まる

答えは、設備単品の高性能より流れ全体の整合。レイアウト×制御×運用を“面”で最適化します。


設計の三本柱

  1. 動線設計:入荷→保管→ピック→仕分→梱包→出荷を“逆流ゼロ”で

  2. 設備選定AS/RS・シャトル・ミニロード・AMR・コンベヤSKU特性で使い分け

  3. WMS/制御連携:マスタ整備→機器I/F→FAT/SATで本番想定テスト️


よく使う設備と使いどころ

  • AS/RS(自動倉庫):中〜大ロットの保管効率化、補充の定時化に

  • シャトルラック:高密度+中頻度SKU、波動の吸収に強い

  • ミニロード&GTP:多品種小ロットの人が待たないピッキングへ

  • AMR(自律搬送):歩行距離を劇的短縮、レイアウト変更にも柔軟

  • ソーター:出荷ピークの山をならす。ポスト工程の台数設計が鍵


プロジェクトの進め方️

  1. 現状診断:データ(SKU/波動/動線)×現場観察

  2. 基本計画:レイアウト案・UPH試算・概算投資

  3. 実施設計:機器仕様・電気/基礎・安全計画・I/F定義

  4. 製作・据付:プレハブ率UP→現場は最小接続

  5. テストFAT→SAT→スモールスタート→段階増速

  6. 教育・定着:操作/保全マニュアル、KPIダッシュボード


立上げの“こけない”コツ⛑️

  • チョコ停ログの収集→3日で一次是正

  • ABC配置を週1で自動更新(WMSルール化)

  • 梱包・資材の補充動線を“裏回り”に分離

  • 安全:非常停止・光電・非常口の視認性、稼働前KYを全員で


成果イメージ(例)

  • GTP導入+AMR搬送で歩行距離−62%UPH+38%

  • シャトル化+補充の定時運用で波動時の残業−45%
    ※条件により効果は異なります。


よくある質問❓

Q. 既存棚メインでも改善は可能?
A. 可能です。動線と在庫配置の見直しだけでも歩行−30%が目安。
Q. 小さく試せますか?
A. 1レーン/1区画からのスモールスタート
を推奨しています。


まずは無料診断へ

レイアウト図・出荷明細(直近3か月)を共有いただければ、概略プランとKPI改善見立てをご提示。
**“動く倉庫”から“流れる倉庫”へ。**私たちが実装します。✨

 

天輝工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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