オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年5月

天輝工業のよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

 

天輝工業、更新担当の中西です。

 

 

 

【シリーズ⑥】物流施設の設備メンテナンスの重要性

~「使い続ける力」が、現場の生産性を大きく変える~

シリーズ⑥では、物流施設における「設備メンテナンスの重要性」について一般的な市場での動向を基に解説します。

設置直後は快適でも、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が早まり、思わぬトラブルや事故を招くことになります。
逆に、しっかりと管理していれば、設備は10年、20年と現場を支え続けてくれる頼もしい存在になります。


◆ なぜメンテナンスが重要なのか?

 

✅ 安全の確保

  • スチールラックの緩みやぐらつきは、倒壊や荷崩れ事故の原因に。

  • ファンやクーラーの異音・振動は、重大な故障や火災につながることも。

 

✅ パフォーマンス維持

  • 定期点検を行うことで、冷却能力や風力、静音性能が落ちないよう維持できます。

  • 小さな異常を早期発見し、大規模な故障になる前に対応できる点も大きなメリット。

 

✅ ランニングコスト削減

  • 壊れてから修理する「事後保全」よりも、定期点検・消耗品交換などの「予防保全」の方が圧倒的に経済的

  • 故障時の業務停止や物流遅延による損失を防げます。


◆ メンテナンス頻度の目安と実践ポイント

 

設備 頻度 主な点検・メンテナンス内容
スチールラック 年2回 締め付けボルトの緩み確認、塗装剥がれ・錆のチェック
シーリングファン 3ヶ月ごと 羽根の清掃、モーターの動作確認、振動・異音の有無確認
スポットクーラー 月1回 フィルター清掃、排気ダクトの詰まり確認、冷媒ガス残量確認

◆ メンテナンスを効率化するコツ

 

  • 点検記録簿の導入:紙でもデジタルでも、履歴を残すことで不具合の傾向を把握可能。

  • メンテナンス担当者の配置:専任でなくても「この人が見る」と決めておくことで管理精度が向上。

  • メーカー保守サービスの活用:保証期間終了後も有償点検サービスを利用することで長持ちします。


◆ 【注意】メンテナンスを「後回し」にしないこと!

 

「まだ動いてるから大丈夫」は禁物です。
とくに繁忙期前や気温上昇期には、スポットクーラーや換気設備のメンテナンスが遅れると、作業環境が悪化し、熱中症リスクや作業効率低下を招きます。


【まとめ】

 

物流施設の生産性は、「設備の性能×維持管理の質」で決まります。
しっかりした施工のあとに、計画的なメンテナンスを続けてこそ、設備は“資産”として活躍し続けてくれるのです。

次回もお楽しみに!

天輝工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png

天輝工業のよもやま話~第5回~

皆さんこんにちは!

 

天輝工業、更新担当の中西です。

 

 

 

【シリーズ⑤】物流施設における設備施工の流れと注意点

~効率と安全を両立するために、施工段階から戦略を~

今回は、物流施設の効率化と安全性を支える設備施工の流れと注意点について一般的な市場での動向を基に詳しく解説します。

近年、ECの急増や多品種少量配送の進行により、物流施設の役割はますます高度化しています。中でも、スチールラック、シーリングファン、スポットクーラーなどの設備は、作業効率と快適性を左右する重要な存在です。

それだけに、**単に設置するだけでなく「計画的に・安全に・長く使えるように施工する」**ことが非常に重要です。


◆ 主な設備別の役割と特徴

 

  • スチールラック:在庫の保管効率を左右する縦型収納設備。耐荷重・通路幅・フォークリフトとの動線を考慮してレイアウト設計する必要があります。

  • シーリングファン:大型倉庫などで空気の流れを生み、室温のムラを軽減。電気代の削減や作業者の熱中症対策にも効果的。

  • スポットクーラー:高温作業エリアでの快適性を確保。可動式のものが多く、エリアごとの柔軟な対応が可能。

 

これらの設備を最大限活かすには、施工前からしっかりと準備・段取りを組むことが不可欠です。


◆ 設備施工の基本的な流れ

 

✅ 1. 事前調査と設計

  • 現地調査を実施し、施設のサイズ、床荷重、電源容量、動線などを確認。

  • スチールラックであれば動線・通路幅・出入口との関係を考慮したレイアウト設計が必要。

  • ファンやクーラーは、空気の循環と作業環境の特性をもとに設置箇所を決定します。

 

✅ 2. 機材の搬入と設置

  • 大型機材はクレーンやフォークリフトを使って安全に搬入。

  • 設置作業中は作業員だけでなく、周囲のスタッフへの安全配慮が重要です。

  • 固定・配線作業は専門資格保持者が行い、法令順守と安全基準を徹底

 

✅ 3. 動作確認と調整

  • スチールラックは荷重試験や水平確認を実施。

  • シーリングファンやスポットクーラーは風量・風向・振動確認を行い、問題があれば再調整。

  • 必要に応じて、作業者への使用方法や注意点の説明も行います。


◆ 施工時の注意点:これだけは必ず押さえたい3つのこと

 

✅ 作業エリアの確保

施工中のスペースを明確にし、作業中は無関係の立ち入りを制限すること。フォークリフトや台車との接触事故も防げます。

✅ 耐久性の確認

スチールラックなどは最大積載量を超えないように事前に設計段階で検討。動作中の揺れや振動も耐震施工やアンカー固定で抑えます。

✅ 定期メンテナンスの前提設計

設置後もメンテナンスや点検がしやすいように、アクセス性の良い配置にすることが大切です。後の修理コストや作業負担を減らします。


【まとめ】

 

設備施工は「設置すること」が目的ではなく、「安全で効率的に使い続けること」が目的です。そのためには、施工段階から将来を見据えた設計と丁寧な作業が求められます。

次回は、設置した設備をどう維持し、寿命を延ばすかという視点で、「物流施設の設備メンテナンスの重要性」について掘り下げていきます。

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

天輝工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png