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皆さんこんにちは!
天輝工業、更新担当の中西です。
目次
〜“無駄を省き、効率を生む”設備のかしこい選択と運用〜
前回は、物流施設における「設備メンテナンスの重要性」についてお伝えしました。
今回はその応用編として、「省エネ対策の具体例と実践法」にフォーカスします。
物流施設といえば、空調・照明・搬送設備・シャッター・コンプレッサー・給排気設備など、日々莫大なエネルギーが消費される場です。
しかしその一方で、無駄な稼働やエネルギーロスが発生しやすい施設でもあるのです。
物流センターは「24時間稼働」「大空間空調」「大量照明」が基本。
そのため、電気料金・メンテナンス費用が月々数十万〜数百万円に及ぶケースも少なくありません。
わずか数%の省エネでも、年間で数百万円単位の削減になる可能性があります。
省エネは単なるコストダウンではなく、
CO₂排出削減(カーボンニュートラル)
非常時のエネルギー持続性
地域共生・社会的責任(CSR)
という、企業価値そのものを高める行動にもつながります。
倉庫内の高天井用照明をLEDに切り替えるだけで、消費電力を最大70%削減。
「エリア単位で空調制御」+「稼働状況に応じたインバーター運転」により、無駄な冷暖房の抑制が可能。
トラックバースや荷捌き室など、温度差の激しいエリアのエアカーテン導入も効果的。
複数台のコンプレッサーを稼働負荷に応じて切替制御することで、オーバーランの防止と電力負担を分散。
排熱回収システムと組み合わせれば、給湯や床暖房の熱源として再利用も可能。
開口部からの熱損失は想像以上。
最新の高速シートシャッター+断熱パネル建材により、外気遮断+作業性向上の両立が実現。
設計段階:ゾーン分け、配管配線ルートの最適化、機器選定
運用段階:スケジュール管理、電力量の見える化、機器寿命の適正把握
特に、点検・保守と省エネは密接に関係しているという点は見落とされがちです。
「メンテナンス=壊れたら直す」ではなく、「壊れないように整えることが省エネにつながる」という視点が重要です。
設備を入れ替えただけでは省エネは実現できません。
それを正しく理解し、継続的に改善する体制=運用の力が必要なのです。
物流施設での省エネは「使う→見直す→最適化する」の繰り返し。
そのサイクルを、日々のメンテナンスと一体で回していくことが、次世代の持続可能な物流空間の姿です。
次回は、実際に私たちが施工・メンテナンスを行った「物流施設の省エネ事例」を写真付きでご紹介します!
次回もお楽しみに!
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