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日別アーカイブ: 2025年4月14日

天輝工業のよもやま話~第3回~

皆さんこんにちは!

シリーズ2: スチールラックの設置とそのメリット
第3回:シーリングファンの取り付けと効果

前回はスチールラックを導入する際のポイントを解説しました。
今回は、倉庫や作業場の空気環境を快適に保つためのシーリングファンに注目してみましょう。
シーリングファンは天井に設置することで、空気の循環を促進し、作業環境の改善や省エネ効果も期待できる便利な設備です。


1. シーリングファンとは?

◎ 天井に取り付ける大型ファン

シーリングファンは、天井に直接固定して使用する大型の扇風機のようなものです。
羽根の回転で空気を循環させ、室内の温度ムラや湿気を緩和します。
倉庫や工場などの高い天井でも大きな風量を確保でき、広範囲に渡って快適な風を送り込むことが可能です。


2. シーリングファンの効果

2.1 温度ムラの解消

  • 冬場の上部熱だまり
    暖房で温めた空気は上方にたまりがち。シーリングファンを回すことで暖気を下に降ろし、室内全体の温度を均一化します。

  • 夏場の冷房効率向上
    冷房時は冷気が床付近に溜まりますが、ファンの風が上昇気流を作り出し、室内の空気を循環させることでムラを減らします。

2.2 省エネ・電気代削減

  • エアコンや暖房の設定温度を極端に上げ下げしなくても、シーリングファンの循環効果で快適性を保てるため、
    エネルギー消費が抑えられ、電気代の削減につながります。

2.3 作業環境の改善

  • 倉庫内の湿度やホコリの偏りを軽減。作業者が快適に動けるようサポートします。

  • 通気性が良くなることで、作業効率従業員の集中力もアップします。


3. シーリングファンの種類と選び方

3.1 ファンの羽根サイズ・枚数

  • 天井の高さや設置場所の広さに合わせて、ファンの羽根の直径を選ぶ必要があります。

  • 羽根の枚数が多いほど風量が大きくなる傾向はありますが、回転速度やモーターの性能も影響するため、カタログや専門業者のアドバイスを参考にしましょう。

3.2 正逆回転機能

  • シーリングファンには、**夏モード(正回転)冬モード(逆回転)**を切り替えられる機能がある製品も。

  • 夏は風を直接当てることで体感温度を下げ、冬は上部に溜まった暖気を押し下げる運転を行います。

3.3 デザイン・静音性

  • 作業場でもおしゃれなデザインのファンが人気。インテリアや企業イメージに合わせた選択が可能。

  • ファンの回転音も考慮し、静音性の高いモーターを採用している製品を選ぶと、騒音トラブルのリスクが減ります。


4. 取り付けのポイント

4.1 天井の強度確認

  • シーリングファンは意外と重量があり、回転による振動も生じます。

  • 天井がしっかり補強されているか、下地の状態を事前にチェックしましょう。

4.2 設置位置の検討

  • フォークリフトなどの車両が通る倉庫では、天井の高さやファンの回転半径を考慮。

  • 作業エリアの中心や人の往来が多い場所を選ぶと、循環効果を最大限に引き出せます。

4.3 電源確保・配線計画

  • 天井への配線工事が必要になる場合があります。電気工事士などの資格を持つ業者に依頼し、安全に配線しましょう。

  • リモコン操作やタイマー機能を活用する場合は、設備全体の電源計画を考慮したうえで施工を行います。


5. メンテナンスと安全対策

5.1 定期的な清掃

  • 羽根やモーター部分にほこりや汚れがたまると、回転バランスが崩れたり、効率が低下する原因に。

  • はしごや高所作業台を利用し、安全に清掃を行うことが大切です。

5.2 点検・不具合対応

  • 異音がする、振動が激しいなどの症状があれば、早めに点検を依頼しましょう。

  • ファンが落下しないよう、取り付け金具やネジの緩みを定期的に確認することも重要です。

5.3 防災・耐震対策

  • 地震対策として、ファン本体の落下防止金具やワイヤーを設置する場合があります。

  • 倉庫や工場では、高所設備に関する労働安全衛生の基準もチェックしましょう。


まとめ

  1. シーリングファンの効果

    • 温度ムラの解消、電気代の削減、作業環境の改善など、さまざまなメリット

  2. 種類や機能の選び方

    • ファンサイズ、正逆回転機能、デザイン・静音性などを考慮

  3. 取り付け時の注意点

    • 天井強度の確認、設置位置・配線計画、安全かつ適切な施工

  4. メンテナンス&安全対策

    • 清掃や点検でトラブルを防ぎ、防災・耐震対策も行う

シーリングファンは、一度取り付けると倉庫や工場内の空気環境改善に大きく寄与し、
作業効率や従業員の快適度アップを狙える設備です。
天井の高さや施設のレイアウトに応じて最適なタイプを選び、
安全な施工・メンテナンスを行いながら、より良い作業環境を作り上げましょう!


以上、第3回「シーリングファンの取り付けと効果」でした!
次回は、**「作業動線の最適化と倉庫のレイアウト改善ポイント」**を詳しく解説する予定です。
物流施設の効率アップを目指す皆さま、ぜひお楽しみに!


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